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犬を飼うということ(犬の十戒と虹の橋から学ぶ出会いから看取り)

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犬を飼うということ(犬の十戒と虹の橋から学ぶ出会いから看取り)

私は幼い時からずっと犬が近くに居る生活を送ってきました。そして、沢山の別れも経験してきました。「犬を飼う」ということについて考えたとき、次の3つの場面をイメージすると犬を飼うことの楽しさ、難しさ、嬉しさや悲しさが全て想像できるように思います。

  1. 犬を飼い始めたときの生活の変化
  2. 犬の寿命が近いときの様子
  3. 犬が亡くなったときの心境

ここでは、「犬を飼う」ということがどういうことなのか、説明していきます。

犬を飼うということ

犬を飼うこと

犬を飼うと、犬と共に過ごす時間に癒やされ、仕事を含めて日々の生活の大きな活力となります。成長期や若く元気なうちはたくさんの楽しい時間を共有することができますが、犬は平均寿命が10~15歳と人間と比べると短いので一緒に過ごせる時間は長いようで短いです。

歳を重ねるごとに寝る時間が増え、毛艶がなくなり、耳が遠くなり、瞳が濁り、目に見えて老いを感じていきます。

そしてある日、「あれ?いつもと違うな」と、老化によるちょっとした変化に気付くと何だか切ない気持ちになります。

また、時には付きっきりの介護生活になる場合もあります。犬を家族に迎え入れたら、必ず最期を看取る覚悟が必要です。

ペットショップでは生後間もない子犬が売られていますが、「可愛いから」と安易な考えで犬を飼うべきではありません。毎日の散歩と餌やり、予防接種、毎月の投薬(フィラリア)など飼い主としての責任が課せられます。

さらに、留守番をさせると寂しい想いをさせ、ストレスの原因になるので長時間の外出ができなくなります。犬を飼うという事は、お金・時間・体力が必要不可欠であり、最期まで真剣に向き合う必要があります。

(関連記事:初めて犬を飼うには?子供のいる家庭で犬を飼うメリットや注意点

犬を飼う前には先述した3つの場面を想像してみましょう。

  1. 犬を飼い始めたときの生活の変化
  2. 犬の寿命が近いときの様子
  3. 犬が亡くなったとき

そして、犬を飼うということについてもっと深く考えるなら、次の2つの文献が参考になります。

  • 犬の十戒
  • 虹の橋

どちらも愛犬家やペット愛好家にはよく知られているものです。犬を飼い始める前だけでなく、既に飼っている方にとっても何らかの気付きを得たり、考える機会となるのでおすすめです。

犬の十戒で犬を飼うための心構えを知る

犬の十戒と私との約束

街中にペットショップが溢れる一方で、動物の殺処分は無くなりません。安易な気持ちで命を買う人がいるのが現実です。人の無責任な行動により傷つくのは動物です。

いま、犬を飼おうと迷ってる人は「犬の十戒」という短編詩を検索してみて下さい。

原作者は不明だそうですが、犬の目線から飼い主に向けた詩で、「犬と私の10の約束」という映画のベースにもなっています。犬を飼うと大変な事も多いですが、犬から学ぶ事、犬に救われる事が沢山あります。ただのペットではなく大切な家族の一員です。

必ずやって来る別れの日までの間に沢山の愛情を与え、後悔する事なく最期の瞬間「家に来てくれてありがとう」と感謝を伝えられるよう、犬を飼うための心構えが必要です。

(外部関連サイト:Wikipedia 犬の十戒

虹の橋という詩でペットロスから救われる

虹の橋とペットロス

ペットロスに陥った飼い主の間では有名な「虹の橋」という詩があります。虹の橋は、「ペットは死後、虹の橋を渡り、痛みと苦しみから解放され草原を駆けまわれる」という内容です。

犬が亡くなると、残された飼い主は悲しみに暮れ、ペットロス症候群になってしまうことがあります。ペットロスに陥ると精神的に不安定になり、周りの人から見てもとても辛いものです。特に犬の場合は飼い主との絆がとても強くなる動物なので失ったときの悲しみは大きいことを覚悟しておかなければなりません。

ペットロス症候群は、人によって症状の程度は異なりますが主に次のような症状が現れます。

  • 不眠
  • 摂食障害
  • 情緒不安定
  • 幻覚や幻聴、妄想など(ペットが居ると錯覚する)

愛犬を亡くし、ペットロスに陥っていた私は、虹の橋を読んで心が温まり、前向きに過ごすきっかけになりました。

愛犬を亡くし深いペットロスに陥ったとき、そのペットが亡くなる前の痛みや苦しみから解放されたと思うと思えること、そしてペットは橋を一緒に渡るための大切な人を待っているという内容がペット愛好家の心に強く響きます。

もし、身近にペットロスに悩んでいる方がいれば是非「虹の橋」を紹介してください。

(外部関連サイト:Wikipedia 虹の橋

愛犬との出会いの場

犬との出会いの場

犬を飼い始めるなら、犬と出会う場を探すことから始まります。これから自分のパートナーとなる犬と出会える場所には次のような所があります。

  • ペットショップ
  • ブリーダー
  • 知り合い
  • 保護団体(保護犬)

主にこのような場でペットと出会うことができます。

その他にも昔に比べてかなり減っているはずですが、野良の子犬を拾ったり、飼い主に捨てられた子犬を拾って飼っているという人もたくさん居ます。

ペットショップでの購入

ほとんどの人は、ペットショップが犬との出会いの場となっているはずです。しかし、ペットショップはビジネス色が強く、ペットを大切に扱っていない業者が一部存在して動物虐待などのニュースで報じられることもあり、ペットショップでの購入を避けたいと考えている人も一定数存在します。

ショーケースに入れられている子犬を見て「かわいい!」と思うことは自然なことですが、狭いショーケースの中に入れられているのを見て「かわいそうだからここから出してあげたい」という気持ちを抱いて購入を決める飼い主さんも多いかもしれません。

(関連記事:犬のマイクロチップ装着がおすすめな理由(メリットや費用と登録手続き)

ブリーダー

ブリーダーをしている飼い主さんと直接対面してペットを購入することができることがメリットです。ブリーダーとしての考えや育て方、犬種だけでなく血統の質まで細かな部分までこだわった犬と出会えるはずです。

ブリーダーさんから、犬を買い受けるときにはブリーダーさんの人間性や犬との向き合い方など共感できる部分が重要です。また、購入後に相談できるかどうかも重要なポイントではないでしょうか。

ブリーダーさんの中には商売目的で悪環境の中で犬を大量繁殖させてペットショップに卸している人もいます。

犬種や良質な血統を求めてブリーダーを探すのも飼う犬を選ぶために必要なことですが、それ以上に、「信頼できる」と感じた人から犬を譲り受けるようにすることがおすすめです。そのためにも、一度は犬が暮らしている環境やブリーダーさんを直接訪れて対面してから検討するようにしましょう。

保護団体(里親)

何らかの事情で前の飼い主が飼えなくなった犬や悪質な飼い主やブリーダーに捨てられた犬などを保護している団体があります。ここで保護されなければ保健所で殺処分になってしまうので犬にとって命の望みを繋ぐための最後の場所と言えるところです。

これらの保護団体は、保護した犬を新しい飼い主に繋げるという大切な役割を担っています。

保護された犬を迎えるときには、その他の方法で迎える場合と比べて違う点が多いので新たな里親になる飼い主側に特段の理解が求められます。ペットショップやブリーダーで購入する犬と違い、保護犬は保護される前の住環境とそれに伴う健康状態がそのまま残っています。虐待を受けていて人に対して怯える犬もいますし、放置されていて満足に食事を与えてもらえなかったことにより病気になっている犬もたくさんいます。

それらを理解し、どの犬を家族に迎えるか、そして今度こそ幸せにしてあげたいという強い覚悟が欠かせません。

(関連記事:保護犬のしつけと家族に迎えるときの注意点

2020年コロナ禍で犬と出会う方法

最近では、SNSやインターネットサイトを利用して里親を探す活動が中心となっていました。

しかし、2020年は新型コロナの影響で感染拡大の防止のために外出規制や自粛が広まったことにより犬を探している人の生活環境が大きく変化してしまいました。その結果、保護犬と里親になりたい人を繋ぐ保護団体の活動も一部難しくなっているようです。

コロナ禍のような状況では、里親や新たな飼い主になりたいという強い意志を持って自分から保護団体や里親サイト、ブリーダーさんにコンタクトを取るようにすると大切なパートナーと出会える可能性が上がるはずです。

犬を家に迎える時に必要な物

犬を迎えるときに必要なものリスト

犬を家に迎えるためには相応の準備が必要です。しかし、時には犬との出会いの場で運命の出会いをしてしまい衝動的に購入して連れて帰ってきてしまうこともあるかもしれません。

そんな場合に備えて、犬を家に迎え入れると同時に必要な物と選び方のポイントを紹介します。

まず、最初に必要になるのは次の5つです。

  • 食べ慣れたドッグフード
  • 使っていたおもちゃやタオル
  • ケージ
  • トイレ
  • 給水器

毛並みを整えるブラシと硬めのおもちゃはあると便利です。

逆に、首輪やリードは散歩の為に必要ですが、ワクチン接種が全て終わるまでは外出することは控えた方が良いので急いで買う必要はありません。

ドッグフード

子犬は胃腸が未発達な為ドッグフードをいきなり変えるとお腹を壊しやすいです。最初は自分で判断せず、決められた量、食べ慣れたドッグフードと粉ミルクを溶かし与えましょう。

ペットショップやブリーダーさんなど、犬を購入したところで何をどの程度食べさせていたのかをしっかりと確認して暫くは大きな変化にならないようにするのがおすすめです。

(関連記事:ドッグフードを見直すタイミングは?そのドッグフードは安全ですか?

おもちゃやタオル

犬は生活環境が急変するとストレスでお腹を壊す場合があります。犬を飼うことに慣れてくると、最初に譲り受けるときには少しでも犬を安心させるために今までの環境で使っていたおもちゃやタオルを譲ってもらうというアイデアが出てきます。

ペットショップやブリーダーさんから提案してくれることもありますが、できれば飼い主さんも「急に住環境が変わってしまう犬を安心させるためにはどうすればいいか」を考えて準備を進めましょう。

(関連記事:犬と人が快適に暮らす!犬のニオイの原因と対策

その他のポイント

子犬の体はすぐ大きくなるので、ケージやトイレの大きさなどは余裕を持ったサイズでの購入をおすすめします。また、犬の方にも好みがあるので最初に購入したものが全て思うように使えるとは限りません。

成長や犬の好みに合わせて随時変更していき、犬にとって最も使いやすいものを見つけ出していくのが良いでしょう。

(関連記事:給水器の選び方次第で犬の口臭が変わる(ペットボウルがおすすめ)

犬に介護が必要になる終末期の生活

犬の介護と暮らし

犬も人間と同じで、病気や老衰のために介護が必要になることがあります。特に、年老いてくると体が弱っていく以外にも認知症のような症状が出ることがあります。

犬の認知症の代表的な症状は次のようなものです。

  • 無駄吠え
  • 粗相
  • 性格の変化
  • 徘徊

認知症の症状は急に現れるものではなく、徐々に進行していきます。最初は気付きにくいかもしれませんが、時々、犬の行動に「あれ?」と思うことが出てきたり様子がいつもと違うと感じることが増えてきた時には既に進行が始まっていることが多いです。

上記4つのようなことが増えたと感じた時には認知症を疑って動物病院に受診しましょう。認知症は治療することはできませんし、人間と違って犬のための進行を遅らせる薬もありません。

できることは、飼い主が症状を理解して体調管理しながら犬が過ごしやすくサポートしてあげることぐらいです。

犬の認知症介護

上記4つの症状は、犬が混乱している様子の現れです。犬は人間と違って言葉を話すことができません。したがって、認知症の症状は基本的に「唸り」「吠え」など「動作」に現れます。

確かな理由を犬に確認することはできませんので、飼い主が犬の様子を見て推測しながら対応することが必要です。

例えば、無駄吠えの場合、ごはんを食べたことを忘れてしまいごはんを食べたいと訴えていることも考えられます。また、家族の誰かに対して急に唸るようになってしまったなら、その人のことが記憶から薄れていってしまってるのかもしれません。

認知症によって起きる動作は他人から見れば理由がわからないことが多いですが、それは「本人が何かをしようとしている現れ」でもあります。このあたりを理解して対応することが大切です。

(関連記事:シニア犬の認知症に向き合ってわかったこと

老衰と発作の介護

どれだけ大切にしていても犬は言葉を話しませんので、病気の進行に飼い主が気付くのが遅くなってしまうことが多くなります。高齢犬が病気になると全身麻酔などには大きなリスクがあるため手術することができないことも出てきます。

そんな時は、犬が最期を迎えるまで飼い主として犬を介護することが必要になります。

特に、夜に発作を起こす場合や寝たきりになってしまった時には昼夜問わず頻繁に様子を観なければならないことも出てきます。体が弱り、食欲が出ない状態で寝たきりになってしまうと栄養をしっかりとれなくなり床ずれが起きやすくなります。それを防ぐためにも飼い主は頻繁に犬の寝返りを手助けしたり体の向きを変えるなどして床ずれ防止に務めなければなりません。

また、自力で立ち上がれない状態では排泄も垂れ流しになってしまうので、常に清潔にするための作業も負担が大きいものになります。

このような状態になってしまうと、犬と過ごせる時間は残り僅かと言えるでしょう。それが数か月なのか1か月なのか、それ以下なのかはわかりません。ですが、人間と違ってそう長くは生きられないので、最期を看取る覚悟を決めて最後までしっかりと介護してあげることが必要です。

この期間は介護しながら最期を看取り天国へと送り出してあげるために気持ちを整理するための時間でもあります。

犬の終末期介護と利用できるサービス

犬のターミナルケアをするためにケアホームやホスピス、ヘルパーさんなどのサービスがあるのをご存知ですか?

まだまだ数が少ないこともあり、認知されているとは言えないですし誰もが使えるものではありません。

最近は高齢者のペット問題も社会的なテーマとして取り上げられることも増えてきました。例えば、60歳以降の定年で仕事を退職したタイミングで犬を飼い始める人もたくさん居ます。しかし、10年ほど経つと飼い主夫婦の夫や妻どちらかが亡くなったり病気で入院したり介護が必要になることがあります。

そして、どちらかが亡くなると残されたペットと2人での生活になりますが、この頃には犬も10歳以上になっているので既に人間で言えば高齢者です。

高齢者が一人で高齢犬を介護することはそう簡単なことではありません。

そのような時に、犬のホスピスが必要になってきます。一緒に過ごしてきた大切な愛犬を最期まで幸せに過ごさせてあげるためには、もし、家族が世話することが難しいと判断した場合はホスピスやヘルパーなど段階的にこのようなサービスを利用していくことを検討するのも犬のためと言えるのではないでしょうか。

(関連記事:終末期の犬が発作を起こしたときの対応方法

愛犬との突然の別れ

どれだけ注意していても飼い主が犬の病気に全て気付くことは困難です。したがって、元気そうに見えていても動物病院で受診したときに突然の余命宣告を受けることがあります。

犬は体型や犬種によってなりやすい病気というものが存在します。病気のなりやすさなどは遺伝的な要素もあるので、可能であれば犬種についてだけでなく親や家族の病気についても情報収集しておくのが良いかもしれません。

また、犬の場合は人間のように専門病院で高度な治療を受けることは難しいので癌のような進行性の病気になると見つかった時には手遅れの状態であることも多いです。そして、これらの病気は人間よりも進行速度が早いため急激に体調悪化が進みます。

さらに言えば、飼い主さんが早めに犬の異変に気づいて動物病院に受診していれば余命宣告を受けて最期に向けた準備することができますが、家族が会社や学校などで留守にしがちの環境などでは気付くことができず、「急に苦しみだして死んでしまった」や「朝起きたら亡くなっていた」ということも起こり得ます。

愛犬と過ごせる残り時間を知るためには、ちょっとした異変に気付いたらすぐに受診するというスタンスが大切です。そして、なにより重大な疾患を早めの発見できるように定期的な健康診断をするのが最善策と言えるでしょう。

(関連記事:犬の採尿を自宅で簡単にできる方法は?経験者が語る採尿対策

看取り前の犬に家族が最後にできることとは

犬の看取りと飼い主が最後にできること

看取り前になったときは、愛犬との出逢いに感謝し前向きに過ごし、しっかりと送り出してあげられる最期にできることが大切です。何度も犬を看取った経験を元に、亡くなる直前の犬に対して飼い主ができることを振り返ると次の4つが挙げられます。

  • ネガティブにならない
  • 最期までしっかりと世話をする
  • たくさんの思い出を大切にする
  • 感謝を伝える

病気になり「なんでもっと早く気付いてあげられなかったんだろう」など後悔しても現状は変わりません。犬は飼い主の気持ちを敏感に察知するのでネガティブな事を考えないよう心掛けましょう。

また、「辛い思いをさせてごめんね」ではなく「我が家に来てくれてありがとう」と最期の瞬間まで伝えてあげてください。苦しそうな姿を見ると辛いですが、沢山の愛と幸せを与えてくれた愛犬に感謝を送ることが飼い主として最後にできる最も大切なことではないかと思います。

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